ミャンマーブログ

2014.10.11

高速道路で安全施設を施工しました

成長著しいミャンマー。しかし道路インフラの整備の遅れから、急激に増えた自動車による交通事故が多発しています。

今年3月にはヤンゴン市内の高架橋に反射材の設置をし、市当局からも大変喜んでいただきました。

7月にはミャンマー政府建設省を訪問し、ヤンゴンと首都のネピドー、さらに北へマンダレーまで約600Km の高速道路の安全対策のテスト施工の申し入れを行いました。

ミャンマー政府高官よりお許しをいただき、当日中に建設大臣の許可と施工個所のご指示をいただきました。

早速現場を確認し、下記の提案を作成しました。

 

<Yangon-Mondalay Express Way (高速道路)事故防止対策>

 

●目的: 2年間で400人の交通事故死亡事故が発生している。この多発する交通事故を交通安全製品の設置により防止する。

 

●事故原因:

1.ヤンゴン-ネーピードー間だけでも約400マイルあり、長時間の運転による注意散漫が原因となり、

  路肩(右方向)中央分離帯側(左方向)への車線逸脱による事故が多発している。 

 

2.夜間、降雨時は車線を認識できず車線外に飛び出す。

 

●事故防止対策

 <路肩側>  

 1.ビームポストの設置 (25mごとに設置)

 高い視認性でドライバーを車線外に出ないよう注意を喚起し視線誘導する。

 円形のポストに比べ4倍の反射性能があり、点誘導ではなく線誘導でより認識しやすい。

 また踏みつけられても5000回復元する性能を持ち、耐久性に優れている。

 

 2.大型デリネーター ワン&セブンの設置  

 マイルポストの上に設置し、ドライバーに距離感を認識させると共に、

 夜間高い反射効果で遠方まで視線を誘導する。

 

 <中央分離帯側>   

 1.防塵型デリネーター

   プロペラがついており風によりチリやホコリを自分で掃除する。(25mごとに設置)   

 2.縁石マーカー 

   最も反射性能が高く、縁石上に5mごとに設置する。

 3.側壁用デリネーター    コンクリートブロックの側面に設置する。

 

★交通事故対策は視認性の悪くなる夜間や雨天に重点が置かれなくてはならない。

 反射性能の劣る製品では効果がなく、リフレクターで世界のトップレベルの製品を設置することにより高い事故防止効果が得られる。

 

<試験施工>   185.0~185.6  上下線   1.2Km×2

<数量>

 ■ ビームポスト  DR-800  白色   100本

 ■ 大型デリネーターφ300 ワン&セブン   14本 

 ■ 防塵デリネーター DP-100L 黄色  100本

 ■ 縁石マーカー  片面  DR-210S 黄色 390個

 ■ 側壁用デリネーター DR-255-K-S-DGA  黄色  20個

 

以上の施工を現地のショウ・インレイ社、ABCセキュリティ社TAW WIN CONSTRUCTION社のご協力をいただき、8月27・28日に施工致しました。

現地にはミャンマー建設省PubricWorksやJICAからもご視察いただきました。

また日本国ミャンマー大使館や国土交通省本省にもご報告いたしました。

今後もミャンマーの交通安全対策にご協力していきたいと思います 

 

 

 

 JICAからの視察 ミャンマー建設省公共事業局視察

 また10月16日に建設省公共事業局を訪問し、打合せをさせていただきました。この施工寄付について政府側からの評価は高く建設大臣にも満足していただいたとのお話を聞き嬉しく思いました。10月20日にはヤンゴン市に事務所を開設しました。腰を据えてミャンマーの交通安全対策に貢献してまいりたいと思います。